千成寿司の篠崎妙子さんが第8回「日本キルト大賞」を受賞!
東京国際キルトフェスティバル −布と針と糸の祭典2009−が、去る1月16日〜24日、東京ドームで開催されました。例年、国内外から力作が集まる「日本キルト大賞」。今回1650点余りの応募作品の中から入賞・入選作品300点余りが選ばれましたが、その頂点に輝いたのが篠崎妙子さんの「命、輝いて!」。
キルトを始められたきっかけは。40歳を過ぎた頃から、何かライフワークになるものをやりたいと思って、たまたま出会ったのが、自由が丘にあったパッチワーク教室。洋裁学校を出ていたので、その影響があったのかもしれません。実は、ウエディングドレスもお手製。手の細かさは、その頃からなんでしょうね。
キルトの魅力は何ですか。やってもやっても終わりがないところです。キルトは、やることがいっぱいありますから。私は手縫いにこだわっているので、余計やることが多いのです。大作になるほど、ミシンを使う方もいらっしゃいますが。
いっぱいやることが、幸せなんです。大作が好きなのも、そのせいかも。5分でも10分でも、お湯の沸くわずかな時間でも、毎日やります。やってるのが、楽しくて楽しくて仕方ないんです。好きだから。だから、肩も凝りません!
キルトって、1000あったパーツが、500になり、250になり、数が減っていくと完成に近づくんです。何だか不思議でしょ。
大賞作品「命、輝いて!」は、とても色がきれいで、ほんとうにトラディショナルな気品を感じます。私のキルトづくりは、パッと見てきれいなもの、わかりやすいものなんです。花が大好きで、やさしい色が大好きで。
作品のタイトルは、制作後つけることもありますが、今回は作っている時から決まっていました。花は命がけで咲いているから輝いています。私も生きている間は、輝いていたいという想いをかさねました。
キルトづくりは、最初に色や構図をイメージして、下絵を描いて、パーツを作っていきます。今回は、3000〜4000のパーツを使ったでしょうか。シンメトリーで、本当にキルトらしい作品と喜んでいただけたようです。
お店は二人三脚でやってらっしゃますよね。キルトづくりに関して、ご主人は。作品をもってもらって、何度も途中でチェックしたり、色のことなどで悩んだりすると相談したり、結構助けてもらっています。受賞に際しては「良かったね」「頑張ったね」って、言ってくれて。やはり、主人の理解と支えがなくてはやってこられませんでした。
そして、キルトをやってきたことで、新しいつながり、出会えなかった人とも出会えたことを感謝しています。

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