吹きつけなどの外装工事の際の足場づくり、「仮設足場」を主体に仕事をしてます。鉄骨造りの鉄骨建方「現場組み立て」の作業の一番最初も、私たち鳶職人の仕事です。
また、 木造、鉄筋、鉄骨の建物の解体、外装塗装工事なども請け負っています。

最近の工事現場の仮設足場は安全第一で、女の人でも安心して、階段やエレベーターで上に昇っていけるけど、しかしその昔は、仮設の足場は杉丸太で組み上げていましたよ。この仮設の足場を組み立てるのが、鳶職。
４０数年前は、杭を打つのも、ほとんどが足場の悪いところ。今みたいに、機械がなかったもんだから、すべてを手でやるので大変だったね。つねに危険と隣りあわせで、経験で慣れていくしかない仕事です。

うちはみんな、親戚も含めて鳶。都内が仕事場だけど、お互い連携しあって、いつも仕事してます。なんたって、安全優先。バブル以降は、仲介者が入らずお客さんと直結してるから、いいんじゃないかな。

・代々伝わっている纏

・先代が組長になった記念に、纏をデザインした額。

・きれいに浮かび上がる御神燈。