代々木まち語り

明治神宮

●明治神宮、その歴史。
本殿

明治神宮は、明治天皇と昭憲皇太后をお祀りする神社です。明治45年に明治天皇、大正3年に昭憲皇太后が崩御され、御陵は京都の地に決まっていましたが、国民の間からぜひ東京に御神霊をお祀りしたいとの声が沸き上がったのです。
そこで、両御祭神とゆかりの深い代々木の地に明治神宮が造営されることとなり、大正9年11月1日に、明治神宮が創建されました。

造営前明治神宮が出来る前、付近一帯は南豊島御料地(皇室の所有地)といい、現在の御苑一帯を除いては、畑が広がっていました。「永遠の森」をめざす壮大な計画のもと、大正4年から造営工事が始まり、のべ11万人に及ぶ青年団の勤労奉仕により植林していったのです。
また、日本だけでなく、樺太、台湾、満州、朝鮮などからも献木が続々と寄せられ、その数はおよそ10万本。
そして、この地に合った植栽をしながら、自然の力で更新していける森づくりをという努力が、たゆまず続けられてきたのです。現在では、東京ドーム15個分の境内に、17万本もの木々が豊かに生い茂る森となっています。
創建50年を機に、境内の樹木の調査を行ったところ、わずか半世紀で自然の状態になっていることがわかり、世界的にも注目を浴びました。

神宮は、憩いの場

現在の明治神宮は、本殿を中心とした厳かな内苑、聖徳記念絵画館をはじめ数多くのスポーツ施設を持つ外苑、そして、結婚式とセレモニー、パーティー会場の明治記念館とからなっています。
例年、初詣で日本一の参拝者数を集める神社であり、都心に広がる面積70万平方メートルもの人工林は、心のふるさと、憩いの場所として、国民の皆様に親しまれています。

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